団体葬は、勤務先・自治会・同窓会など、複数の関係者が主催側として関わり、運営を分担しながら進める葬儀です。
参列者が増えやすい一方で、運営を担当者を分けて行えるという特徴があります。
府中市で府中の森市民聖苑の団体葬をご検討の際は、「施設の使い方」と「申請の順序」を先に整えることをおすすめします。
代表の連絡窓口と会計担当を早めに決めておくことで、連絡の行き違いや精算時の混乱を防ぎやすくなります。
本記事では、府中の森市民聖苑で団体葬をお考えの方に向けて、会場の動線、予約と書類手続き、費用の内訳、当日の流れを分かりやすく整理します。
執筆者
株式会社ラストセレモニー
代表取締役
横島 恵一
府中の森市民聖苑での年間施行数100件以上。
東京都府中市を拠点に、火葬式・一日葬・家族葬・一般葬まで、ご遺族の不安を一つずつ解消する“分かりやすい説明と丁寧な進行”を大切にしています。事前相談から葬儀後の手続きまで切れ目なく支える体制で、地域に根差した運営を続けています。
府中市の公営斎場「府中の森市民聖苑」と団体葬の考え方
まずは施設について理解すると、準備の見通しが立てやすくなります。
府中の森市民聖苑は、府中市が運営する公営の斎場・火葬場で、通夜・告別式・火葬・法要までを同じ敷地内で行える施設です。
式場と火葬場が同じ敷地内にあるため、移動の負担が少なく済みます。
ご高齢の参列者や体調がすぐれない方にも配慮しやすい点は、関係者が多くなりやすい団体葬で大切なポイントです。
団体葬とは何か:役割と連絡を整えると安心です
団体葬は、勤務先・自治会・同窓会など、複数の関係者が主催側として関わり、運営を分担しながら進める葬儀です。
参列者が増えやすい一方で、運営を担当者を分けて行えるという特徴があります。
一方で、連絡先が増えるほど確認事項も広がり、行き違いが起きやすくなります。
準備を円滑にするためにも、役割分担と連絡の流れを先に決めることが大切です。
団体葬で混乱が起きやすいポイント
負担が偏りやすいのは「連絡」「お金」「当日の人手」です。
代表窓口を決めて情報を集約すると、あとからの確認が楽になります。
| 担当 | 決めておきたいこと |
|---|---|
| 代表窓口(ご家族側) | 申請者(喪主など)・希望日・宗教形式 |
| 代表窓口(団体側) | 参列予定の把握・弔辞や弔電の取りまとめ |
| 会計担当 | 領収書の宛名・支払方法・立替の基準 |
| 受付・案内係 | 受付人数・記帳方法・誘導の合図 |
事前に合意しておくと進めやすいこと
- 代表の連絡窓口を一本化します(ご家族側・団体側で各1名など)。
- 会計担当を決めます(領収書の宛名、保管先、立替の扱いも合わせます)。
- お声がけの範囲を分けます(必ず連絡する方/お知らせする方など)。
- 弔辞・弔電・供花など「取りまとめるもの」を決めます。
- 当日の人手(受付、誘導、会食の案内)を目安で割り振ります。
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府中の森市民聖苑での施設の使い方:式場・控室・受付の動線について
府中の森市民聖苑での団体葬は、控室・待合の使い方は、事前に希望を共有しておくと安心です。
動線が整理されると、ご家族と一般参列者が交錯しすぎず、それぞれが過ごしやすくなります。
式場選びは「人数の確定」より「人数の幅」で考えます
参列者数は当日まで読みづらいものです。
打合せでは「30〜50名程度」のように幅を持たせて共有し、また、ご挨拶や弔辞をされる方も増えやすい傾向にあります。
ご挨拶の人数と時間配分を整えるだけでも、式全体の進行が読みやすくなります。
受付と案内を落ち着かせる工夫
- 受付係は「記帳」「香典」「案内」に分けると滞りにくくなります。
- 「ご家族側の控室へ入る方」と「一般参列者」の導線を分けると、混雑が緩みます。
- 弔電や供花の名札など、掲示物は担当を決めて取りまとめます。
- ご高齢の方が多い場合は、歩く距離が短い動線を優先して案内します。
府中市での申請・予約の流れ:先に押さえておくべきこと
市民聖苑の使用要件(団体葬でも基本は同じです)
府中の森市民聖苑は、府中市民専用の施設です。使用できる方(個人)には要件があります。
団体葬でも、申請は原則として喪主などの申請者が行い、団体は運営面を分担して支える形にすると進めやすくなります。
| 区分 | 使用できる目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 故人が府中市民 | 死亡時に府中市で住民登録があった方 | 火葬または葬儀での使用が対象です |
| 故人が市外 | 喪主が府中市民で、故人から見て配偶者または2親等以内 | 提出書類が必要な場合があります |
予約から使用申請までの基本の順序
当苑の仮予約は電話で受け付けています。仮予約では、火葬日時、式場と日時、霊安室・法要室の使用希望などをお伝えください。
その後、死亡届の提出と火葬許可証の交付を受け、火葬許可証を持参して使用申請(手続き・使用料の納付)を行います。
なお、葬儀社が未定でも、利用者の方が直接当苑へ申し込むことができます。
- 電話で仮予約を行います(火葬日時/通夜・告別式の式場と日時/霊安室・法要室の希望)。
- 市役所の窓口で死亡届を提出し、火葬許可証の交付を受けます。
- 火葬許可証を持参して当苑で使用申請を行い、使用料を納付します。
- 施設使用許可書の交付後、式次第や当日の動き(受付・控室・誘導)を具体化します。
団体葬で「先に決めると迷いにくい」申請まわりの整理
| 手続きの場面 | 用意の例 | 迷いやすい点 |
|---|---|---|
| 仮予約の相談 | 希望日(複数)、人数の幅、代表連絡先 | 人数は確定でなくて構いません |
| 要件の確認 | 申請者の本人確認、続柄の確認 | 提出書類が必要な場合があります |
| 使用申請 | 火葬許可証、使用料の納付方法 | 手続き時間(午前8時半〜午後5時)を確認します |
費用の見え方と分担:見積もりは増減条件を確認します
団体葬の費用は、「固定に近いもの」と「人数で増減しやすいもの」に分けると整理しやすくなります。
総額だけでなく内訳で考えると、予算への不安が大きくなりにくいです。
府中の森市民聖苑の利用料
当苑の利用料は次のとおりです(団体葬でも基本は同じです)。
府中市民の方は火葬料金が無料のため、費用の組み立てがしやすくなります。
| 区分 | 単位 | 利用料 |
|---|---|---|
| 火葬料 | 大人・小人問わず | 無料 |
| 第1、第2式場(90人用) | 通夜または告別式1回 | 各25,000円 |
| 第3式場(140人用) | 通夜または告別式1回 | 50,000円 |
| 第4式場(50人用) | 通夜または告別式1回 | 15,000円 |
| 霊安室 | 24時間 | 2,000円 |
| 霊安室(延長) | 12時間ごと | 1,000円 |
| 法要室 | 1回2時間 | 市内居住者3,000円/市外居住者6,000円 |
法要室は、2時間を超える場合に延長料金がかかることがあります。ご利用の時間が読みにくい場合は、事前にご相談ください。
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府中市の葬儀相場
相場は季節や人数、内容によって幅があります。以下の価格は目安です。
| 葬儀の形 | 費用の目安 | 増減しやすい要素 |
|---|---|---|
| 直葬・火葬式 | 20〜50万円前後 | 搬送距離、安置日数、面会の有無 |
| 一日葬 | 40〜100万円前後 | 式場規模、返礼品、会食の有無 |
| 家族葬 | 50〜140万円前後 | 参列範囲、供花、会食人数 |
| 一般葬 | 100〜200万円前後 | 参列者数、返礼品、会食、弔辞の数 |
当日の流れと式後の精算:団体葬でも落ち着いて進めるために
当日は「受付」「式」「火葬」「精算」が続きます。
役割分担を前日に再確認しておくだけでも、気持ちに余裕が生まれます。
| 場面 | 担当の目安 | 確認しておくこと |
|---|---|---|
| 受付開始〜式前 | 受付・案内係 | 記帳の流れ、香典の保管、控室への案内 |
| 式中 | 進行担当(葬儀社)+団体側の補助 | 弔辞の順番、焼香の誘導、時間配分 |
| 出棺〜火葬 | ご家族側の代表 | 収骨に立ち会う方の範囲、移動の声かけ |
| 式後〜精算 | 会計担当 | 領収書の宛名、但し書き、立替分の整理 |
- 受付準備を整えます(記帳、香典、弔電、供花名札の確認など)。
- 通夜・告別式を執り行います(宗教・宗派の形式に応じて進行します)。
- 出棺後に火葬へ進みます(収骨に立ち会う方の範囲を決めておきます)。
- 忘れ物確認と原状回復を行い、費用を精算します。
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まとめ
本記事では、府中の森市民聖苑での団体葬について、施設利用のポイント、申請の流れ、費用の見え方を解説しました。
代表窓口と会計担当を決め、人数は「幅」で共有することが準備のさいの要点です。
日程や手続きは、早めに動くほど見通しが立てやすくなります。判断が難しい場合は、当苑までご相談ください。状況をうかがいながら、手順と見積もりの確認ポイントを一緒に整理します。
監修者

株式会社ディライト 代表取締役
高橋 亮
葬儀業界専門の集客支援や人材サービスを手がける株式会社ディライト代表。21歳で起業し、2007年に同社を設立。葬儀・供養分野に特化したWebサービス「葬儀の口コミ」「お墓の口コミ」などを運営し、業界のデジタル化を推進している。著書『後悔しない葬儀とお墓選び』(クロスメディア・パブリッシング)はAmazon冠婚葬祭部門で1位を獲得。公益財団法人スクールエイドジャパンほか複数の団体で理事を務め、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。
