府中の森市民聖苑の聖苑葬儀(府中市)の費用目安と市民料金・席数・流れ

府中市が運営する府中の森市民聖苑で行う聖苑葬儀について、費用の考え方、式場の席数と使用料、安置料の目安、市民料金の条件、予約から当日の進行までを要点ごとに整理しました。必要書類や申請の留意点も併記し、初めての方でも落ち着いて準備できる内容です。不明点は葬儀社または聖苑に相談できるよう確認事項も明確にしました。


目次

府中の森市民聖苑とは

府中の森市民聖苑とは

府中の森市民聖苑は、府中市が運営する公営斎場です。式場と火葬場が同一敷地に併設され、移動の負担が少ない点が大きな安心につながります。公営ならではの明確な料金体系で、故人さまとゆっくり向き合える環境が整っています。

項目内容
所在地東京都府中市浅間町1-3
最寄駅京王線 東府中駅
徒歩の目安駅から徒歩約12分
式場数・席数第1・第2各90席/第3 140席/第4 50席
駐車場約80台・有料
構成斎場と火葬場を同一敷地に併設

聖苑葬儀(府中の森市民聖苑で行う市民向けの葬儀の総称)は、使用料が明確で検討しやすいのが特長です。参列の規模に合わせて、家族葬から一般葬まで幅広く対応できます。

  • 人数の幅だけ決めておく(例:10〜30人/30〜80人)
  • 市民料金の適用可否を早めに確認する
  • 優先したい点を三つ書き出す(予算・移動の少なさ等)
  • 体調配慮が必要な方の有無を共有する

アクセスと駐車場の
不安を減らす

アクセスと駐車場の不安を減らす

電車・路線バス・車のいずれでも来場できます。最寄りは京王線の東府中駅で、徒歩の目安は約12分です。路線バスは府中市の「ちゅうバス」市民聖苑前が便利です。雨天時は到着が遅れやすいため、集合時刻に余裕を持たせると安心です。

駐車場は有料で約80台です。混み合う時間帯は乗り合わせのご案内が有効です。正面の車寄せは短時間の乗降場所で、高齢の方や小さなお子さま連れでも敷地内で短い動線で移動できます。

式場別の席数と
設備の目安

式場別の席数と設備の目安

人数に合う式場を選ぶと、受付や焼香の流れが落ち着きます。着席の目安と市民料金の一例をご案内します。

式場着席数の目安市民料金(2日)
第1式場約90席50,000円
第2式場約90席50,000円
第3式場約140席100,000円
第4式場約50席30,000円

常設の祭壇があり、音響も整っています。弔問が多いときは入替のご案内で混雑を和らげられます。安置(お亡くなりになった方を火葬の日まで安静にさせること)の目安は、初日2,000円・延長は12時間ごと1,000円です。宗旨宗派は問いません。

市民料金の
条件と必要書類

市民料金の条件と必要書類

市民料金の可否は費用に直結します。故人または喪主(葬儀の代表で2親等以内)が府中市民の場合に適用されることがあります。確認書類の例は住民票、戸籍謄本、本人確認書類です。死亡届は医師の記載をもとに作成し、提出は通常、葬儀社が行います。

葬祭費(葬祭費補助金)は、国民健康保険や後期高齢者医療に加入していた場合に申請できます。東京都では5〜7万円の範囲が多いとされます。社会保険の埋葬料とは併給できず、どちらか一方です。申請は原則2年以内で、必要書類は次の三つが基本です。

書類内容
本人確認書類写真付き1点または写真なし2点
葬儀を行ったことが分かる書類葬儀社の領収書や請求書、火葬証明書など
口座情報通帳または口座番号の分かるもの

条件や金額はご加入や自治体で異なります。詳細は葬儀社または府中市の窓口、府中の森市民聖苑までお問い合わせください。

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予約のしかたと
当日の進み方

予約のしかたと当日の進み方

予約は一般的に葬儀社を通じて行います。式場と火葬の両方の枠を合わせて確定しておくと、準備と人員配置の計画が立てやすくなります。

流れの一例は、ご相談と状況確認→空き状況の確認→仮押さえ→正式申込→準備です。通夜・告別式・火葬は同一敷地で進み、移動の手配は最小限です。変更が必要になった際は、早めのご連絡で調整がしやすくなります。不明点は葬儀社または府中の森市民聖苑へご相談ください。

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費用を抑える考え方と
見積りの見通し

費用を抑える考え方と見積りの見通し

総額は内容で変わりますが、公営の特長を生かすと無理のない形に整えやすくなります。見積りは「何が含まれるか」と「追加の条件」をそろえて確認しましょう。

  • 式場使用料と日数、市民料金の適用可否
  • 安置料と延長の刻み(12時間単位)
  • 搬送距離や時間帯の加算の有無
  • お身体の保冷のためのドライアイスの日数
  • 供花・返礼・会食の数量と締切
  • 司会や運営の人件費の扱い
  • 霊柩車や送迎車の必要性と距離加算
  • 一日葬を選び、日数と人件費を抑える
  • 火葬式にして、後日お別れ会を行う
  • 常設祭壇を基調にし、遺影と献花を中心に整える
  • 返礼は後日発送にして、過不足を減らす
  • 市民料金の対象かを早めに確認する

府中の森市民聖苑は、移動が少なく、費用の柱が分かりやすい環境です。人数は幅でかまいません。分からない点はそのままお伝えください。ご意向と状況をうかがい、無理のない内容をご提案します。

よくある質問

よくある質問

市民料金は誰が対象ですか

故人または喪主が府中市に住民登録があり、喪主が故人の2親等以内の場合、市民料金が適用されることがあります。判断は申請時の登録状況などにもとづき、住民票などの確認書類で確認されます。転居や施設入所中など住所が分かれる場合は、故人の最終の住民登録地が基準となるかを事前に確認しておくと安心です。

必要書類の例は住民票、戸籍関係書類、喪主の本人確認書類です。適用の可否は費用に直結するため、見積り前に葬儀社へ提示し、聖苑の窓口にも照会して整合を取ると手続きがスムーズです。自治体の規程は改定される場合があるため、最新情報を必ずご確認ください。

安置と延長料金の目安は?

安置料は初日2,000円、以後は12時間ごとに1,000円が目安です。12時間単位で計算されるため、搬送の時間帯や火葬枠との兼ね合いで合計額が変動します。面会の可否や時間帯、付帯設備の利用可否は時期の混雑状況により異なるため、事前に利用条件を確認してください。

長期の安置が見込まれる場合は、冷却処置(ドライアイス)の日数も合わせて試算すると総額の把握が正確になります。施設安置から聖苑安置への切替えの可否、週末や祝日をまたぐ際の取り扱いについても葬儀社と共有し、最新の料金と運用を聖苑へ確認してから予約を確定すると安心です。

当日の流れはどう進みますか

一般的には、相談→空き状況の確認→仮押さえ→正式申込→準備→通夜→告別式→火葬という順で進みます。式場と火葬場が同一敷地にあるため移動手配は最小限で、荒天時も動線を短く保てます。受付、司会進行、献花・焼香の導線は式場の席数と来場時間を基準に決め、混雑時は入替えの案内で滞留を抑えます。

お亡くなりから火葬までは平均3〜5日程度ですが、混雑状況により前後します。書類(死亡届・火葬許可)の準備、供花や返礼の締切、集合時間の統一などの実務を早めに整理すると変更時の調整が容易です。疑問点は見積り段階で葬儀社と共有し、必要に応じて聖苑にも確認してください。

府中の森市民聖苑
での事例

府中の森市民聖苑での事例

90代男性の家族葬

父は府中市内の病院で永眠され、温厚で地域の自治会活動に熱心な方でした。家族葬として府中の森市民聖苑の第1式場を利用し、親族約20名でお別れを行いました。安置は斎場の安置室を利用し、葬儀社に延長手続き等を委任しました。

通夜は親族のみ、翌日に告別式と火葬を同一敷地内で行い、焼香の後に棺を移し高齢の参列者も負担が少なく済みました。市民料金の適用も確認でき、無理のない予算で整いました。会葬礼状は後日発送とし、遺影や思い出の写真を祭壇に飾って落ち着いた式になりました。

80代女性の一日葬

母は府中市内の介護老人保健施設で亡くなり、生前は園芸を楽しんでいた穏やかな女性でした。近親者を中心とした一日葬を希望し、府中の森市民聖苑の第4式場を選びました。通夜を行わず告別式のみを執り行い、式の後すぐに同一敷地内で火葬を行ったため高齢の親族も無理なく参加できました。

安置は施設で行い、式場常設祭壇に遺影と花を飾って静かに見送る形に整えました。献花順を事前に決めて進行を整え、葬儀社が火葬手続きや書類提出を代行して安心できました。一日葬の選択により所要時間と移動負担を抑えられました。

まとめ

まとめ

府中の森市民聖苑は、式場と火葬場が同一敷地にあるため移動の負担が小さく、式場ごとの席数や市民料金が明確で費用の見通しを立てやすい点が特長です。安置料や延長、必要書類、予約の進め方を整理し、家族葬から一般葬まで無理のない内容で準備できるようにご案内します。式場使用料や安置料金の例、市民料金の確認など具体的なポイントを事前に押さえ、葬儀社と聖苑の双方と連携しながら進めることで、手続きを落ち着いて進行できます。

監修者

株式会社ディライト 代表取締役
高橋 亮

葬儀業界専門の集客支援や人材サービスを手がける株式会社ディライト代表。21歳で起業し、2007年に同社を設立。葬儀・供養分野に特化したWebサービス「葬儀の口コミ」「お墓の口コミ」などを運営し、業界のデジタル化を推進している。著書『後悔しない葬儀とお墓選び』(クロスメディア・パブリッシング)はAmazon冠婚葬祭部門で1位を獲得。公益財団法人スクールエイドジャパンほか複数の団体で理事を務め、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。


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