府中の森市民聖苑で身内が亡くなったときにしてはいけないことは、悲しみの中で一度にすべてを決めようとすることです。
まずは連絡の順番と必要な手続きを落ち着いて整理し、故人様のお体を自己判断で動かさないことが大切です。
この記事では、ご逝去の直後から葬儀後の手続きの期限までをやさしく整理しました。要点さえつかんでおけば、迷う場面でも落ち着いて対応できます。
執筆者
株式会社ラストセレモニー
横島 恵一
府中の森市民聖苑での年間施行数100件以上。
東京都府中市を拠点に、火葬式・一日葬・家族葬・一般葬まで、ご遺族の不安を一つずつ解消する“分かりやすい説明と丁寧な進行”を大切にしています。事前相談から葬儀後の手続きまで切れ目なく支える体制で、地域に根差した運営を続けています。
身内が亡くなった直後に避けたいこと
最初の数時間は、情報の整理を先に進めてください。
あわてて判断を下すより、連絡役を決めて必要な内容を書き留めておくほうが、その後の相談が落ち着いて進みます。
してはいけないことの一つに、むやみに連絡先を広げすぎることがあります。
紙に基本の情報をまとめておくと、伝え忘れや行き違いを防ぎやすくなります。下の表とチェック表で、先に控える内容を整理しておきましょう。
| 項目 | 先に控えておく内容 |
|---|---|
| 連絡役 | ご家族の中で一人に決める |
| 基本の情報 | 故人様のお名前、今いる場所、続柄 |
| 安置先 | ご自宅での安置ができるかどうか |
- 連絡役を一人に決める
- 必要な情報を紙に書き留める
- 自宅での安置が難しければ早めに伝える
- 連絡先は広げすぎず、まず身近な範囲から
お電話で無料相談する
メールで葬儀の相談をする
まずやるべきことを確認する
故人様のお体に自己判断で触れすぎない
何度も体位を変えたり、急いで着替えさせたりしないことが大切です。
急ぎすぎると、かえってお体に負担がかかる場合があります。安置とは、火葬の日までお体を安らかな状態で保つことです。
病院や施設では、職員の案内に従いましょう。ご自宅などで急に亡くなられ、かかりつけの医師がいない場合は、警察への連絡や検視が必要になることがあります。自宅での安置が難しいときは、早めに葬儀社へ伝えると負担を軽くできます。
府中の森市民聖苑を考えるときの連絡の順番
連絡は、くわしい日程が決まる前でも始められます。
次に考えたいのは「誰に」「どの順番で」知らせるかです。人数や日取りが固まっていなくても、落ち着いて進めてかまいません。
一般的には、死亡診断書の受け取りから葬儀社への連絡へと進みます。そのあと安置先の相談、死亡届の準備という順に進めると、やるべきことが見えてきます。死亡届はご逝去から7日以内に出す必要があり、ふつうは葬儀社が代わりに手続きします。
府中の森市民聖苑を使う場合、空き状況の確認や予約は葬儀社を通して行うのが一般的です。
進め方で迷ったり、気になることがあったりするときは、葬儀社や府中の森市民聖苑へご相談ください。
府中の森市民聖苑で確かめたい式場と利用条件
府中の森市民聖苑は、府中市が運営する公営の斎場です。
通夜から火葬までを同じ敷地内で行えるため移動の負担が少なく、落ち着いた環境でお見送りができます。ご高齢の方や体調がすぐれない参列者にも安心してご利用いただけます。
| 式場 | 席数 | 選び方の目安 |
|---|---|---|
| 第1式場 | 90席 | 親族中心で、やや広めにしたい場合 |
| 第2式場 | 90席 | 第1式場と同じ規模を想定する場合 |
| 第3式場 | 140席 | 一般の参列者が多く見込まれる場合 |
| 第4式場 | 50席 | 家族葬など少人数で行う場合 |
式場の広さは、参列者の見込み人数を基準に考えると選びやすくなります。
第4式場は50席、第1・第2式場は各90席、第3式場は140席です。親族中心か、一般の方も広くお呼びするかを、大まかに想定しておきましょう。
「自分たちは使えない」と思い込まない
最初から決めつけないことが大切です。
府中市の決まりでは、故人様が府中市民である場合のほか、申請者(喪主)が府中市民で、故人様がその配偶者または2親等以内の親族にあたる場合などにも利用できます。手元の情報が少なくても、まずは問い合わせてみましょう。
通夜・告別式・火葬で控えたいこと
作法を完璧に覚える必要はありません。
通夜や告別式、火葬では、避けたほうがよい行動を先に知っておくと安心です。ご遺族への気づかいが何より大切になります。
- 光沢の強い服や派手な飾りは控える
- お悔やみの言葉は手短に、静かに伝える
- 香典や焼香は式場の案内に従う
- 棺に納めたい品は必ず事前に確かめる
金属類、ガラス製品、電池を含むもの、缶などは、火葬の妨げやご遺骨の傷みにつながるため、棺に入れないようにします。写真や手紙、少しのお花でも、当日の状況によっては確認が必要になることがあります。
迷ったら、静かに係員へ確認する姿勢が、ご遺族への心づかいにつながります。
府中の森市民聖苑で費用を確かめるときの注意点
費用を合計額だけで判断しないことが大切です。
合計の数字だけで決めると、あとから追加の費用が出て、思わぬ行き違いになりやすくなります。府中市民の方は火葬料が無料で、経済的な負担を大きく軽くできますが、式場の使用料などは別に必要です。まずは目安となる相場を見ておきましょう。
| 葬儀の種類 | 費用の目安(府中市) |
|---|---|
| 直葬・火葬式 | 20〜50万円前後 |
| 一日葬 | 40〜100万円前後 |
| 家族葬 | 50〜140万円前後 |
| 一般葬 | 100〜200万円前後 |
上記はあくまで目安です。実際の総額は、人数・日数・宗教の形式などで変わります。
府中の森市民聖苑では、次の料金でご葬儀を行うことが可能です。
- 火葬式プラン:169,000円〜(税抜)
- 家族葬プラン:480,000円〜(税抜)
- 一般葬プラン:1,230,000円〜(税抜)
見積もりを見るときは、基本プランに含まれるものと、別料金(追加分)になるものを分けて確かめると、ほかと比べやすくなります。下のチェック表で、変動しやすい項目を整理しておきましょう。
- プランに含まれるものと追加料金を分けて確認する
- 人数で変わる費用(返礼品・料理など)に印をつける
- 数量変更ができる期限を確認する
- 搬送費・安置費・宗教者へのお礼の有無を確かめる
式場や霊安室の利用料も先に確認する
府中の森市民聖苑のように利用料が分かりやすい施設でも、内訳の確認は欠かせません。主な利用料は次のとおりです。
| 項目 | 利用料 |
|---|---|
| 火葬料(大人・小人) | 無料 |
| 第1・第2式場(90人用・1回) | 各25,000円 |
| 第3式場(140人用・1回) | 50,000円 |
| 第4式場(50人用・1回) | 15,000円 |
| 霊安室(24時間) | 2,000円 |
| 霊安室(延長12時間ごと) | 1,000円 |
| 法要室(1回2時間) | 市内3,000円/市外6,000円 |
葬儀後から四十九日までに整理したい手続き
期限のある手続きは、早めに見通しを立てると安心です。
葬儀が終わると気持ちがゆるみがちです。だからこそ、今後の予定だけでも把握しておきましょう。金銭や申請にかかわる手続きは、下の表で期限を確認できます。
| 手続き | 期限の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 準確定申告 | 4か月以内 | 亡くなった方の所得税の申告 |
| 相続税の申告と納付 | 10か月以内 | 課税の対象になる場合に必要 |
| 府中市の葬祭費の請求 | 2年以内 | 国民健康保険の加入者などが対象(約5万円) |
| 国民年金の死亡一時金 | 2年以内 | 受給の要件を満たす場合に請求できる |
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まずやるべきことを確認する
香典返しは、四十九日の法要を一つの目安に準備を進めるのが一般的です。
親族への連絡役と、書類の確認役を分けると、本位牌や法要の準備も落ち着いて進みます。葬儀が終わった安心感で期限を先延ばしにしないよう、無理のないペースで進めましょう。
府中の森市民聖苑での葬儀事例
実際の事例を知ると、葬儀の全体像がつかみやすくなります。
移動の負担を抑えながら、家族葬や一日葬を落ち着いて行った事例をご紹介します。
病院から直接お見送りした家族葬の事例
近親者だけに絞った家族葬で、移動や対応の負担を抑えた事例です。
多摩地域の総合病院で亡くなられた70代の男性は、読書と散歩を好む穏やかなお人柄でした。第4式場を使い、一日葬の形で進めたため、ご家族だけで静かにお見送りができました。通夜を行わなかった分、お別れの時間をゆっくり確保できた点も、ご家族の安心につながりました。
介護付き老人ホームからの一日葬の事例
親族中心の一日葬で、面会の時間を大切にした事例です。
介護付きの老人ホームで最期を迎えられた80代の女性は、手芸とお花が好きな明るい方でした。第1式場を使い、安置の期間も面会とお別れの時間をしっかり確保しながら進めました。通夜・告別式・火葬を同じ敷地内で行える利便性を生かし、高齢の親族も無理なくお見送りができたとのお声をいただきました。
よくある質問
府中市民以外でも使えますか?
市外の方でも使える区分があります。
故人様が府中市民でなくても、申請者(喪主)が府中市民で、故人様がその配偶者または2親等以内の親族にあたる場合などは利用できます。
最初から諦めず、住所や続柄を証明できる資料を用意して確認してみましょう。くわしい条件は市の決まりで変わる場合があるため、まずは葬儀社や施設へ問い合わせるのがおすすめです。
連絡は誰から始めればよいですか?
まず連絡役を一人決めると混乱を防げます。
ご家族の中で窓口になる方を決め、故人様のお名前、亡くなられた場所、申請者になる方の住所と続柄を書き留めます。そのうえで、医師の死亡確認、葬儀社への連絡、安置先の相談という順に進めると落ち着いて対応できます。
費用は何を確認すればよいですか?
式場の利用料だけで判断しないことが大切です。
総額には、搬送、安置、返礼品、飲食費、宗教者へのお礼などがすべて含まれます。見積もりでは「プランに含まれるもの」と「別料金になるもの」を分け、人数や日数で変わる部分を先に把握しておくと安心です。
まとめ
まず連絡役を決め、安置先の確保と死亡診断書の手配を進めることが、身内が亡くなったときの第一歩です。
府中の森市民聖苑の利用条件や費用の内訳、葬儀の場で気をつけたい作法を確かめ、葬儀後も準確定申告や相続税などの期限を見落とさないようにしましょう。
分からないことを自己判断で抱え込まず、葬儀社や役所の窓口へ早めに相談すれば、必要な手続きは落ち着いて整います。
焦らず、無理のない順番で一つずつ進めれば大丈夫です。
監修者

株式会社ディライト 代表取締役
高橋 亮
葬儀業界専門の集客支援や人材サービスを手がける株式会社ディライト代表。21歳で起業し、2007年に同社を設立。葬儀・供養分野に特化したWebサービス「葬儀の口コミ」「お墓の口コミ」などを運営し、業界のデジタル化を推進している。著書『後悔しない葬儀とお墓選び』(クロスメディア・パブリッシング)はAmazon冠婚葬祭部門で1位を獲得。公益財団法人スクールエイドジャパンほか複数の団体で理事を務め、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。
